2025年7月4日(金)、今井顕先生をお招きし、「ブルグミュラー25の練習曲」をテーマにした指導法講座を開催いたしました。
今井先生は、東音企画版「ブルグミュラー25の練習曲」の校訂者としても知られており、その豊富な知識と経験をもとに、指導者や学習者にとってのブルグミュラーの意義や魅力について、深く掘り下げてくださいました。


講座では、各曲に含まれる音楽的要素や表現のポイントをご紹介いただき、単なるテクニック習得にとどまらない、ブルグミュラー作品の「音楽の入り口」としての価値を再認識する機会となりました。
中でも印象的だったのは、「スタッカートはその音を無機質、無表情にするための記号ではない」という言葉。スタッカートの弾き方ひとつをとっても、単なる音の切り方ではなく、音楽的な表現としての意味をもっていることを、具体的なフレーズを取り上げながら解説されました。
ご参加いただいた方からは、「指導の視点が大きく広がった」「今後のレッスンにすぐ活かせる内容だった」といった声が寄せられ、大変充実した講座となりました。
今後も、音楽指導に携わる皆様にとって有意義な講座を企画してまいります。
ご参加くださった皆様、そして今井顕先生、誠にありがとうございました!