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ピアノ調律についてのQ&A

3年ほど調律をしていないのですが音は狂いますか?
はい。使用状況、環境、ご使用年数等によって狂い方に差はありますが、間違いなく狂います。
ピアノにはピアノ線(ミユージックワイヤー)といわれる弦が張ってあることはご存知だとは思いますが、どれくらいの力で引っ張られていると思いますか?一本の弦に約80キログラム以上、1台のピアノには230本ほどの弦が張ってありますから全体では約20トンもの張力がかかった状態にあります。これは大型バスが2台もぶら下がっていることになるといわれます。厳密に言えば調律師がピアノ一台を調律し終えた瞬間からもうすでに僅かずつ自然に狂い始めているのです。

ピアノの調律は絶対音感で音を合わせるのですか?
いいえ、違います。
通常、基音となる真ん中のラの音を音叉やチューナー等でぴったり合わせ、そこから2音ずつの相対的な音程(4度、5度、オクターブ等)の唸りを聞きながら、半音間の100分の1の精度で音程の違いを合わせていき88鍵に広げていきます。ですから絶対音感は必要ないのです。絶対音感の精度もさまざまですが、通常はピアノの調律はもっともっと高いレベルの精度で調律されます。訓練された専門技術者がほんの僅かな微妙な音程の狂いをも聞き分けることによって正しい平均率の音階が作られ、美しく響く和音が得られるのです。

どれぐらいの頻度で調律すればよいでしょうか?
使用年数、使用状況によって違ってきますが、レッスンにご使用されているのであれば年に1回〜2回定期的に調律されることをお勧めいたします。
微妙な音の狂いでも和音の響きは濁り、音の立ち上がりはぼやけてきます。また、季節、温度・湿度の変化による内部アクションへの影響により、タッチのバラツキ・動作不良、ぺダル動作の狂い等の調整も必要になるのです。

まったくご使用されていなくても2年に1回、最低でも3年に1回は定期的な調律が必要です。莫大な張力のかかっているピアノという楽器の状態を安定させるには定期的な調律の積み重ねが必要です。長年調律を行わず緩んで崩れてしまったバランスはなかなかすぐには元の良好な状態に戻りません。

新しいピアノでも調律が必要なのですか?
もちろんです。実は新しいうちほどこまめな調律を実施する必要があります。
生まれて間もないピアノは設置された環境になじむまでには2〜3年ほどはかかります。その間はピアノ本体の変化も大きく、当然音の狂いも大きくなります。弦自体もある程度伸びきって安定するまでには時間が必要です。音律の狂い、各部調整箇所の狂いがなるべく大きくならないうちに修正していくことが早く良い状態に安定させる近道です。納入調律後は3〜4ヶ月で、その後1,2年の間は半年ごとの実施が望ましいとされています。

ピアノの音色やタッチは変えることができるのですか?
調律作業の他に整調・整音と呼ばれる作業があります。
この作業をする事によってある範囲の中での変更は可能ですが、基本的には基準寸度にそった整調、バラツキの修正等を行ったうえでの好みに合わせた若干の変更程度の調整が望ましく思われます。音色・タッチをもう少しこうしてほしいというご要望がございましたら調律時にご相談くださいませ。

ヤマハ特約店技術者以外にも個人で営業している調律師の方がけっこう見えるようですが違いはあるのですか?
まず大きな違いはヤマハ特約店技術者以外の調律師の方はメーカーであるヤマハと直結していません。
ピアノという楽器は構造的には完成されていますが、モデルチェンジに伴うパーツ類の材質・仕様の変更、各部調整寸度の変更、又調整方法の変更等は度々発生します。
場合によっては専用工具が必要になります。それらのサービス情報、専用マニュアル、研修制度、専用工具等はヤマハ特約店技術者以外へはヤマハから直接提供される事はありません。
特に、自動演奏付ピアノや消音システム付ピアノの適切なメンテナンスは専用マニュアルなしには不可能です。コンピュータープログラムによるピアノの状態との高度な調整が必要になります。又、純正パーツの供給、サービス情報確認等常にメーカーと直接連絡をとりスピーディーな対応ができるのもヤマハ特約店技術者だけです。メーカーがクレーム対応としてパーツを無償交換する場合も、個人の調律師の方では対応できませんし、気が付かないうちに純正パーツ以外のもので間に合わされてしまう可能性もあります。
松栄堂楽器ピアノサービスはヤマハ特約店技術者としてヤマハピアノに対して最良に安心のメンテナンスをお届けできます。

2つ目の違いとして、調律料金設定、作業方針の違いです。松栄堂楽器ピアノサービスではヤマハ特約店として常に良心的にお客様のニーズに合った作業による適正料金を心がけています。個人での営業による調律師の方の場合その人その人で方針が違うようです。あまり必要とされていない調整作業にまで時間をかけて結構高額な金額を請求される場合もあるようですし、逆に非常に安い料金で短時間の作業で終わってしまう場合もあるようです。

独立されたベテランの調律師の方にお願いした方が良いと聞きましたが?
そんな事はございません。調律師の技量は非常にわかりにくいものです。
年齢、雰囲気、人格などの判断では実際の作業の技術力に関してはあまり当てになりません。又、理論的知識の多さがそのまま良い作業に結びつくかというと一概にそうも言えません。当然キャリアの多さも内容が問題です。若い技術者であってもそのサポート体制がしっかりあれば問題はないはずです。松栄堂楽器ピアノサービスではチームが一体となって対応できますし、メーカーのサポートも常に受けられる状態にあります。チームの中での情報交換、研修制度などにより基本に忠実に独りよがりの偏った技術者にはならないように確かな技術を身に付ける努力をしています。

調律以外のことでも相談にのっていただけるのですか?
ヤマハ特約店の1スタッフとして調律・修理以外のご相談にも対応いたします。
「先生を紹介してほしい」「管楽器がほしい」「防音について知りたい」「ピアノの移動をお願いしたい」「楽譜を探してほしい」などなど気軽にお申し付けください。

ピアノの移動を頼んだ時に業者の紹介で調律の下見をしてもらったところ、10年以上調律がされていないから状態は良くないがピアノ自体は昔の手工品ピアノでものすごく価値があるから、ぜひきちんと調整、修理をした方がいいと言われました。お願いした方が良いのでしょうか?
お勧めはできません。
いくつかそのようなお問い合わせをいただき、下見させていただきましたが、特別に価値のあるピアノというわけではなく皆さんが持っておられる普通のピアノです。ピアノの状態と言うのは所有している方にもほとんどわからないものです。まして、長年使用していなくて気にかけていなかったとなるとピアノの中の状態がどうなっているか想像もつかないし心配なところです。そこを狙っての巧みな話術に感じます。たとえばほんの少し錆びが出ているのを見つけてものすごく大変な事のように言われればびっくりしてやはりそう思い込んでしまうのではないでしょうか。実際は簡単な作業で処理しておけばそれほど大きな問題ではありません。そして急いで作業に取り掛かろうとされてしまい、その結果、とりあえず使用するために特にそこまで必要のない修理作業まで一緒に行う事になり結構高額な金額を請求される事になるようです。

松栄堂楽器ピアノサービスではピアノの現状を適確にご説明させていだだき、お客様とのお話し合いによりお客様のニーズにあった内容での作業を実施するようにしております。ヤマハ特約店技術者としてヤマハピアノに対して最良に安心のメンテナンスをお届けします。


ずっと使っていなかったピアノの音が何だかおかしくなっているのですが、修理のための見積もりはしていただけるのですか?
はい。地域にもよりますが基本的に無料で下見させていただきます。
ピアノの中のアクション、弦、鍵盤等の状態、調律の狂いの状態を判断のうえご説明させていただき、当社規定の料金表によりお客様のニーズに合った作業でのお見積もりを出させていただきます。長い間使用していなかった場合、木やフェルト部分に害虫が発生したり、内部にネズミが入って部品をかじってしまうなどして大変な修理が必要になることもあります。


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